いつまで待っても建築業界の現状は変わらない。建築士は減らせない現在、建築士の制度には「建築士の過剰」と「無資格設計」の二つの大きな問題がある。しかし、建築士が多すぎるからといって、建築士全員から一度資格を剥奪し、再試験をするわけにはいかない。また、今後の試験の合格者を絞ったところで、効果が出るのは何十年も先である。結局このまま、「建築士の過剰」でいくしかない。また、無資格設計を行う者を処罰するにはあまりにも数が多すぎる。
(参考)
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さらに無資格者の他に、無資格者に仕事の指示をしている建築士も、共犯者として同様に処罰をしなければならない。これでは、裁判所や刑務所がいくらあっても足りない。それでも無資格者の強行排除をすれば、多くの失業者が出る。そうなれば、建設省は新たに「建築士補」とか「設計補助士」などの簡単な資格制度をつくり、救済措置をするであろう。そうすれば、ついでに今までの「違法運用」も水に流すことができる。しかし、これでは元も子もなく、欠陥住宅はますます、大手を振って増加する。結局、無資格設計や無資格工事管理もこのまま野放し状態でいくしかない。つまり、いくら欠陥住宅問題で騒いでも、制度は変わらないし、変えられないし、下手に騒げばますますひどくなる。たとえば、無意味な中間検査のために「建築基準適合判定資格者」制度ができてしまったことを、思い起こすべきである。